"Paradise Gate"の中西悠介さんから「良い音が出るようになった」と連絡があったため、急遽三重県松阪市を訪れました。
サウンドチェックでWayne Shorterの"Iris"を吹いたら、スピーカーから信じられぬほど良い音がしたので、そのままセッションへ突入してしまった。
二人共通の感想は、柔らかさと速さが同居する生々しい音!
"Paradise Gate"の中西悠介さんから「良い音が出るようになった」と連絡があったため、急遽三重県松阪市を訪れました。
サウンドチェックでWayne Shorterの"Iris"を吹いたら、スピーカーから信じられぬほど良い音がしたので、そのままセッションへ突入してしまった。
二人共通の感想は、柔らかさと速さが同居する生々しい音!
北アルプス最奥の地、標高2,600mの雲ノ平山荘にて8日間、滞在制作を行いました。
目前の数歩のみに集中することから天啓を受けました。
同じくらい驚いたのが、山荘に集まる人々の面白さ。
普段東京に住んでいる理由は各分野で面白い人間が集まっているからに尽きますが、各分野とはゆかずとも密度はそれ以上で、これだけの人間が集まっているのは本当に魅力的でした。
代表の伊藤二朗さんが撮ってくださった写真
スタッフに写真好きな人が本当に多くて驚いた
Tatsuro Murakamiさん(g)、そして小川未祐さん(vo/dance)とライブを行った
雲ノ平の自然を思い出すだけではなく、山荘のスピーカーから流れていた音について咀嚼し、山荘で教わった音を東京に帰って勉強する日々が始まりました。
音楽を担当しました。
今回はギターデュオ。
ずっと温めてきた構想があり、春夏コレクションらしく隙間を持ちつつ、前半のクラシックギターによるハーモニクス、後半のエレキギターによる浮遊感は、いつか実現したいと思い描いていました。
特に8:43~12:37の浮遊感ある少し歪ませたエレキギターの音は、青々していて風を感じ、冷たくも暖かくもあるもので、とても気に入っています。
カラフルにし過ぎないよう、また隙間を生かすためには、信頼できる仲間に演奏してもらうことが大切で、Tatsuro MurakamiさんとGen Tanabeさんのお二人にギターをお願いしました。
エフェクターの使い方も綿密に打ち合わせながら、甲府で合宿して仕上げました。
誰もがショーを開催できるわけではないご時世、50回以上続けてきた凄みを、その場にいた皆がひしひしと感じているように思えました。
代表の研壁さんも目先の利益不利益ではなく、やりたいからやっているのだと思います。
音作りも諸々度外視で答えられたらといつも思っています。
ぜひご覧ください。
全ルックはこちら
交流を続けているMotohiro Nakashimaさんの新作 "Sea of Thought" (flau) に管楽器演奏&管楽器アレンジで録音参加しています。
テナーサクソフォン、バリトンサクソフォン、フルート、アルトフルート、クラリネット等を
時には多重録音、時にはエフェクターをかけ、録音しました。
環境問題や人間の罪深さに向き合った作品とのことでしたが、 録音をお送りしたところ、
「思いテーマの中での希望の部分も表現できた」と言っていただきとても嬉しく感じたのが思い出です。
https://flau.jp/releases/sea-of-thought/
例年は秋でしたが今年は初めて6月に、Stone Musicの一員としてインド公演に参加しました。
今回はアショーカ王ゆかりの古都パトナ(パトナ美術館)での公演があり、日本人としては仏教ゆかりの地で親しみを感じました。
10年くらい州を挙げて禁酒制を敷いておりピリッとした空気が流れていました。
そして、3度目の渡印にしてついにガンジス川へ行くことができ感無量でした。
ガンジス川
途中歩いた街の喧噪は凄く、全体的に若者も多くパワーを感じました。
(帰国したら東京ですら高齢者ばかりで静かなことに驚きました。)
ムンバイではタージマハルホテルのBarにて、タージマハル旅行団の長谷川時夫さんにラフロイグをご馳走になりました。
旅の渦中でどれだけ凄いことなのか実感が沸きませんでしたが、後できっと思い出す気がします。
ムンバイの観光地区の喧騒
最後の公演はリーダー長谷川時夫さんゆかりのワルリー村にて
ワルリーの村では子どもたちがとてもかわいかった。
村人に倣い木の葉にラフロイグを淹れて飲んだ。
いつもながら、自分一人だったら20回渡印しても行けないようなところでいきなり演奏させてもらえて、とにかく恵まれています。
そして歴史も何も分からずに渡印していることをそろそろ悔いるようになってきて、帰国後インド史の本を読みました。
今更ながら日印の深い縁や、仏教伝来にまつわることなど知ることができ、あらためてインドへ思いを馳せることになりました。
support surface fw2026/27 collection (Fashion Week Tokyo)
前回は会場の残響が多かったため減衰音を多用しましたが、 今回は逆に残響が少なめだったため「ドローン(持続音)をやるなら今回しかない」と思い、演出のスモークと相まって神秘的な音となりました。
ロケハン(会場下見)から加われたことが生きた部分で、自分にはこういう一つ一つの積み重ねしかないと痛感します。
自分は我慢できず1分程度でボーカル等を入れようとしたのですが、代表の研壁さんは2分以上ドローンのみで行こうと言って下さり、結果としてシガーロスばりの引っ張る音になりました(上記動画は編集で少し短くなっています)。
あらためて研壁さんの胆力に簡単する思いです。
音の具体的な部分は私が担当していても、常に一緒に作っている思いで来ました。
研壁さんは体調と向き合いながらになる部分もあるかと思いますが、 「まだやりたいことがある」という言葉を灯りに、一瞬一瞬を大切にできたらと思います。
研壁さん、ヴォーカルのiuさん、スタッフの皆さん、そしてお越し下さった皆さん、ありがとうございました。
"Stone Music"の本拠地ともいえる、新潟県十日町市のミティラー美術館で演奏しました。
十日町で演奏するのは10年ぶりくらいでしたが、雪の季節は初めてで、雪深き新潟でした。
美術館からの眺望
皆が欧米に心を向けていた時代に、20代のうちから東京から十日町へ移住したリーダーの長谷川時夫さんはどんな心境でおられたのだろうかと思いを馳せる。
今年も長谷川時夫「ストーンミュージック」の一員としてインドへ
昨年気づかなかかったが今年の発見として、インドの人々はとても観葉植物を大切にしていることが分かった。
support surfaceの2026春夏コレクション(Fashion Week Tokyo)のサウンドデザインをしました。
代表の研壁さんから新作で使う植物柄の生地を見せていただき、またコンクリート打ちっぱなしの会場を下見した結果、森のアンビエントと「波紋音(はもん)」なる打楽器からの展開に。
天王洲アイルのビル5階にて異空間に飛んだような気持になりました。
「図鑑を想起した」という新作の植物柄
アンビエントの選択しかり、技術的にも今回は過去の会場に比べて特に残響が多く、 減衰する音、隙間のある音作りを勘案したりと、経験やロケハンが生きた部分でした。
音の展開と啐啄同時よろしく、登場するモデルの服を変化させて下さったのを見て感動を覚えました。
◆
研壁さんの過剰な物語性を避け、前提なく物自体に目を向けてほしい気持ちは、よく解るつもりです。
けれど研壁さんのような作り方をする人がいつでも当たり前のように見られるとは限らないことを痛感する日々です。
どうぞお身体をお大事に、そして一人でも多くの方が今を逃さず、研壁さんの生み出したものに触れてほしいと願うばかりです。
I empathize Mr. Norio Surikabe (president) wishing people to see his work themselves without too much "stories".
Nevertheless, Mr. Surikabe, please take care of yourself.
I truly hope people don't miss the chance to see his work, while they still can.
東京で開催されているAmbient Weekの最終日、大トリで演奏するレジェンド長谷川時夫さん率いるStone Musicに参加します。
台湾、インドでご一緒してきましたが、日本では初めての参加となり楽しみです。
The final day and final turn of "Miminoimi - Ambient Week Tokyo (5th-11th, May 2025)" , I will play as a member of "Stone Music" (Tokio Hasegawa).
Played in Taiwan and India, but this is the first time I play with them in Japan.
MIMINOIMI - Ambient / Week - 2025
“Sense of Gradation”
DAY7「Sound & Performance #2」(ライブ)
日時:2025/5/11(日) Open / Start 14:00
場所:光婉 | KŌEN(中目黒)
〒153-0051 東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル4F
出演者:
STONE MUSIC
Chihei Hatakeyama & Moskitoo
kishun (笙;石川高 、楽琵琶;中村かほる)
Satomimagae
iu takahashi
野流 (Ambient Set)
Organic Drone Society
出店:
野良ちりん
チケット代:
前売 ¥5,500 / 当日 ¥6,500
ご予約はこちらより Reservation
https://miminoimi20250511.peatix.com/
音楽を担当しました。
今回は代表デザイナーの研壁さんに深い影響を与えたというシューゲイザー・サウンドで臨みました。
特別編成のバンドセットとしてMoskitooさん、そしてインドで共演した永田健太郎さん、村上達郎さんのお二人による3ギター&Vocalに参加いただきました。
また、本編後半ではMoskitooさんの楽曲"Machine Choir"をアレンジして演奏させていただきました。
これまでとは違う諸々に挑戦し、全て度外視で打ち込めたのは、家族のおかげです。
25周年50回目という記念すべきコレクションに携わることができて、宝石のような時間でした。
Live performance & sound design on support surface fall & winter 2025/26 show.
We played a kind of "shoegaze" sound having long time affected Norio Surikabe, the owner & designer of the brand.
Played with moskitoo (gt/vo), and my colleagues at Delhi National Museum live show 2024, Tatsuro Murakami (gt) & Kentaro Nagata (gt).
The latter part (9:37-14:54) is the song "Machine Choir" composed by moskitoo, and arranged by Shin Araki for the show.
My honor to play music at their 25 years and 50th anniversary show.
今週末、「満月カルテット」さんの演奏会にゲストで出演します。
ジャパニーズ・ポストクラシカル香る「満月カルテット」の皆さんと、どんな音が出せるか楽しみです。
是非お越しください。
PAの音の良さに衝撃を受けて以来、コラボレーションを続けてきた中西悠介さんが、遂に秘密基地を公開の運びとなり、こけら落としに演奏いたします。
何故こんな音が出るのかをどうしても知りたく、これまで松阪市へ繰り返し足を運んできました。
そのあたりの経緯はこちら
http://www.poiesis.work/nakanishi.html
日本一好きな中西さんの音響のため、Saxophone & Pedalsもスペシャルセットで臨みます。
三重県松阪市飯南町、可能な方は是非お越しください。
サウンドデザインを担当しました。
今回は、偉大な先輩であるTico Moonの吉野友加さんにハープを演奏していただき感無量でした。
代表デザイナーの研壁さんの言葉
「『着せられる服ではなく着こなす服』は、削ぎ落すことでもなく、デザインするところはすることによって、その人に染まる」
は、もの作りの深奥から響いてきた音のように聞こえました。
shooting date 6th Sept. 2024
at Otemachi Mitsui Hall TOKYO
direction : 野村直樹 Naoki Nomura
movie : 山口明宏 Akihiro Yamaguchi (yamaguchiakihiro.com)
sound design : ARAKI Shin (arakishin.com)
featuring Yuka Yoshino (Harp) (instagram.com/ticomoon_official)
hair & make up 石塚由香 Yuka Ishizuka
lighting : Art Brain Company
photograph : 桜井秀明 Hideaki Sakurai (hideakisakurai.com)
長嶋一憲 Kazunori Nagashima (kazunorinagashima.com)
model casting : SUN DESIGN
public relations : SUN DESIGN
concept : Norio Surikabe
I composed & produced the music of "support surface" ss2025 collection show.
My honor to play with Yuka Yoshino (harp) I respect for a long time.
Norio Surikabe, the president & representative designer, said
""the clothes coloured by you" means not always simplifying but sometimes designing thoroughly".
Sounds like the words from deep area of making things.
Sawakoさんのお父さんから、彼女が3月31日に逝去したとの連絡をいただいた。
アルバムやsupport surface(ファッションショー)の音楽等、彼女の最後の10年で最も沢山コラボレートしてきたのは自分だったと思う。
電子音楽の世界で、和声も好きなアーティストといったら、レイ・ハラカミさんとsawakoさんだが、お二人とも逝ってしまわれた。
ミュージシャン的な音楽教育を受けていないと言いながら、上の動画F# minor(?)で9thの音を即興で乗せてくれるのがsawakoさんだった。
ファッションショーの音楽でも、用語など知らずともミクソリディアンのモード(ソの旋法)を選んだりしていて、とても痺れる瞬間があった。
彼女のそうした音をかぎ分けるセンスを尊敬する気持ちが、長きに渡る共演へとつながったのは間違いない。
あるとき私がダークトライアド的なミュージシャンから距離を置いたとき、変わらず声をかけてくれた恩人でもある。
逝去を知ってから、知人伝に、彼女が大学で講義したときの聴講ノートを見せていただいた。今後読み解いてゆきたい。
彼女を知るきっかけとなったアルバム"Madoromi"は、品切れとなっているそうだが、今の技術でマスタリングしたらもっと真価を問えるのにと常に思っている。
断片的になってしまったが、盟友と思っていたsawakoさんがいなくてとても寂しい。
Live at Okamura Show Room (2019)
Her father told me Sawako had passed away.
I must be the person collaborating the most times with her for last 10 years.
She had gone before I knew her acute deterioration.
Among electronic musicians, I love Rei Harakami and Sawako on harmonic aspect.
Now both had passed away.
She told me she didn't learn academic harmonic theory, but she chose 9th (G#) at F# minor chord on improvisation (Instagram embedded, above).
On fashion show music, she sometimes chose Mixolydian Mode if she didn't know music theory or such word--That's amazing.
I respected her sense and that's why we could keep our friendship and collaborate for long time.
Once I made a break with a "Dark Triad" musician, some of my colleague had left from me, but she kept in touch.
After I knew her passing away, a friend of mine shared memo of Sawako's lecture at University.
I will decipher in future.
The album "Madoromi", on which I first knew her, was out of stock, I heard.
I wish it was re-mastered with current technology.
Still worth listening.
Fragmentary writing.
I miss you, Sawako.
Fashion Week Tokyoで発表された、support surface FW2024/25ショーの音楽を担当しました。
代表デザイナーの研壁さんと相談の結果、二台のマリンバをフィーチャーしました。
マリンバの音は、温かく柔らかいと同時に高級感もあり、まるでパイプオルガンのような深い低域まで入っています。
今回のコレクションは、紺や黒を基調にすると同時に、芯地で御した構築感高い作品も印象的で、格調高い装いにマリンバがよく照応していると感じます。
そしてそんなシックな服もまた、研壁さんから見ると「かわいい」、そして愛おしいものなのだそうです。
また服がそうであるように、過去や現在の垣根を取り払い、マリンバの生楽器の音も電子音も同じ地平から眺め、ただ美的感性を拠り所に生まれるもの、そこを感じながらの音楽制作となりました。