2020/03/21

Web Magazine掲載

サクソフォンとエフェクトペダルの試みが記事になりました。
エフェクトペダルの歴史が分かる、音楽ライター鈴木りゅうた氏による特集です。
ぜひご覧ください。

"otono sakana" music & life style web magazine
https://otonosakana.com/araki-effect/


2020/03/20

support surface FW2020/21 collection



今季のsupport surface (Fashion Week Tokyo / 東京コレクション)は、9年前の3.11以来となる無観客での撮影となりました。
白ホリスタジオで検温とマスクをしながらの撮影は、独特の緊張感があり、また浮遊感ある、思い出深い映像になりました。
フルートとサクソフォンでsawakoチームの録音に参加しました。
ぜひご覧ください。

2020/03/15

画期的な Intramic (Viga Music Tools)

フランスのサクソフォン&クラリネット専用マイクの”Intramic”(Viga Music Tools)を昨年から使っています。

もう一つ予備に購入を考えていた折、ちょうど同じくマイクを探されていたというサクソフォン奏者の竹内直さんも欲しいと仰り、一緒に取り寄せました。

このマイクの面白いところは、ネックとマウスピースの間に平たいケーブルを這わせ、超小型マイクを管の中に入れてしまうこと。


最大の利点は、何といってもフィードバック(ハウリング)に強いことで、このマイクを得てエフェクターを安心して扱うことができるようになりました。



こちらの公式サイトによる動画では、ダイナミックマイク、コンデンサマイク、クランプマイク(ベルに付けるマイク)、そしてイントラマイクを比較し、フィードバックや外部音への圧倒的な強さをアピールしています。

マイク・カプセル部分はかなり矢継ぎ早にモデルチェンジしていて、2019年途中までサイトに載っていたのは"Type 1"と"Type 2"で、この二つで各種サクソフォンとクラリネットをカバーしていましたが、同年7月以降は"S-Type"(サクソフォン用)"C-Type"(クラリネット用)に変更。
そして、2020年になると、「音質は同じで」(製作者Victor談)S-Typeを更に小型化した"IC3" (S-Type/C-Type両方ある)というシリーズに変わっています。

上:IC3 S-Type、下:S-Type

アンプ部(CR2032)

海外のサイトでは「ボアの容積が変わってしまわないのか」「接合部の耐久性はどうか」といった誰もが気になるであろう点が話題になっていました。

使用者の感想では「ボアの容積変化について問題は感じなかった」とのこと。
また強度について自分も気になり製作者のVictorに問い合わせたところ
「できるだけ丈夫に作っているが、もちろん相対的には弱いしサイズも小さいから注意して扱う必要はある。色々なプロやたくさん吹く人に使ってみてもらったがトラブルは皆無だった」
とのこと。
自分はそんなに過酷な使い方はしていませんが、今のところ故障はありません。
最新のIC3 S-Typeのほうが構造的に接合部への負荷が改善されていると感じます。


10年以上前からサクソフォンでエフェクターを使ってきましたが、ここ2、3年のエフェクターやマイクの進化は本当に目覚ましいものがあります。