Fashion Week Tokyoで発表された、support surface FW2024/25ショーの音楽を担当しました。
代表デザイナーの研壁さんと相談の結果、二台のマリンバをフィーチャーしました。
マリンバの音は、温かく柔らかいと同時に高級感もあり、まるでパイプオルガンのような深い低域まで入っています。
今回のコレクションは、紺や黒を基調にすると同時に、芯地で御した構築感高い作品も印象的で、格調高い装いにマリンバがよく照応していると感じます。
そしてそんなシックな服もまた、研壁さんから見ると「かわいい」、そして愛おしいものなのだそうです。
また服がそうであるように、過去や現在の垣根を取り払い、マリンバの生楽器の音も電子音も同じ地平から眺め、ただ美的感性を拠り所に生まれるもの、そこを感じながらの音楽制作となりました。