2024/11/14
2024/10/24
Paradise Gate meets ARAKI Shin 三重県松阪市
PAの音の良さに衝撃を受けて以来、コラボレーションを続けてきた中西悠介さんが、遂に秘密基地を公開の運びとなり、こけら落としに演奏いたします。
何故こんな音が出るのかをどうしても知りたく、これまで松阪市へ繰り返し足を運んできました。
そのあたりの経緯はこちら
http://www.poiesis.work/nakanishi.html
日本一好きな中西さんの音響のため、Saxophone & Pedalsもスペシャルセットで臨みます。
三重県松阪市飯南町、可能な方は是非お越しください。
2024/09/13
Support Surface SS2025 Collection Show
サウンドデザインを担当しました。
今回は、偉大な先輩であるTico Moonの吉野友加さんにハープを演奏していただき感無量でした。
代表デザイナーの研壁さんの言葉
「『着せられる服ではなく着こなす服』は、削ぎ落すことでもなく、デザインするところはすることによって、その人に染まる」
は、もの作りの深奥から響いてきた音のように聞こえました。
shooting date 6th Sept. 2024
at Otemachi Mitsui Hall TOKYO
direction : 野村直樹 Naoki Nomura
movie : 山口明宏 Akihiro Yamaguchi (yamaguchiakihiro.com)
sound design : ARAKI Shin (arakishin.com)
featuring Yuka Yoshino (Harp) (instagram.com/ticomoon_official)
hair & make up 石塚由香 Yuka Ishizuka
lighting : Art Brain Company
photograph : 桜井秀明 Hideaki Sakurai (hideakisakurai.com)
長嶋一憲 Kazunori Nagashima (kazunorinagashima.com)
model casting : SUN DESIGN
public relations : SUN DESIGN
concept : Norio Surikabe
I composed & produced the music of "support surface" ss2025 collection show.
My honor to play with Yuka Yoshino (harp) I respect for a long time.
Norio Surikabe, the president & representative designer, said
""the clothes coloured by you" means not always simplifying but sometimes designing thoroughly".
Sounds like the words from deep area of making things.
2024/04/07
Sawakoさん
Sawakoさんのお父さんから、彼女が3月31日に逝去したとの連絡をいただいた。
アルバムやsupport surface(ファッションショー)の音楽等、彼女の最後の10年で最も沢山コラボレートしてきたのは自分だったと思う。
電子音楽の世界で、和声も好きなアーティストといったら、レイ・ハラカミさんとsawakoさんだが、お二人とも逝ってしまわれた。
ミュージシャン的な音楽教育を受けていないと言いながら、上の動画F# minor(?)で9thの音を即興で乗せてくれるのがsawakoさんだった。
ファッションショーの音楽でも、用語など知らずともミクソリディアンのモード(ソの旋法)を選んだりしていて、とても痺れる瞬間があった。
彼女のそうした音をかぎ分けるセンスを尊敬する気持ちが、長きに渡る共演へとつながったのは間違いない。
9シーズン、4年半に渡って共演させていただいた。
あるとき私がダークトライアド的なミュージシャンから距離を置いたとき、変わらず声をかけてくれた恩人でもある。
逝去を知ってから、知人伝に、彼女が大学で講義したときの聴講ノートを見せていただいた。今後読み解いてゆきたい。
彼女を知るきっかけとなったアルバム"Madoromi"は、品切れとなっているそうだが、今の技術でマスタリングしたらもっと真価を問えるのにと常に思っている。
断片的になってしまったが、盟友と思っていたsawakoさんがいなくてとても寂しい。
Live at Okamura Show Room (2019)
Her father told me Sawako had passed away.
I must be the person collaborating the most times with her for last 10 years.
She had gone before I knew her acute deterioration.
Among electronic musicians, I love Rei Harakami and Sawako on harmonic aspect.
Now both had passed away.
She told me she didn't learn academic harmonic theory, but she chose 9th (G#) at F# minor chord on improvisation (Instagram embedded, above).
On fashion show music, she sometimes chose Mixolydian Mode if she didn't know music theory or such word--That's amazing.
I respected her sense and that's why we could keep our friendship and collaborate for long time.
Once I made a break with a "Dark Triad" musician, some of my colleague had left from me, but she kept in touch.
After I knew her passing away, a friend of mine shared memo of Sawako's lecture at University.
I will decipher in future.
The album "Madoromi", on which I first knew her, was out of stock, I heard.
I wish it was re-mastered with current technology.
Still worth listening.
Fragmentary writing.
I miss you, Sawako.
I play saxophones, flute, and clarinet.
2024/03/21
support surface FW2024/25 collection
Fashion Week Tokyoで発表された、support surface FW2024/25ショーの音楽を担当しました。
代表デザイナーの研壁さんと相談の結果、二台のマリンバをフィーチャーしました。
マリンバの音は、温かく柔らかいと同時に高級感もあり、まるでパイプオルガンのような深い低域まで入っています。
今回のコレクションは、紺や黒を基調にすると同時に、芯地で御した構築感高い作品も印象的で、格調高い装いにマリンバがよく照応していると感じます。
そしてそんなシックな服もまた、研壁さんから見ると「かわいい」、そして愛おしいものなのだそうです。
また服がそうであるように、過去や現在の垣根を取り払い、マリンバの生楽器の音も電子音も同じ地平から眺め、ただ美的感性を拠り所に生まれるもの、そこを感じながらの音楽制作となりました。