2018/11/19

柿沼唯 オルガン曲 公式動画

和声と対位法の師匠である柿沼唯先生の楽曲で、録音、撮影、映像制作の監督をさせていただきました。

Hana 華 for organ



パイプオルガンのあるお寺として知られる築地本願寺の委嘱により作曲、2013年、親鸞聖人750回大遠忌記念に初演されました。 キリスト教ではなくお寺の文脈からこのようなパイプオルガンの作品が生まれたことは非常に意義深く貴重な作品となりました。
オルガンは築地本願寺のオルガニストを務め(2005-2014)、この曲の初演も担当した小島弥寧子さん。
柿沼唯先生によると、この「華」は蓮/睡蓮であるとのこと。急遽早朝に蓮/睡蓮の撮影も行い、合わせて映像にしました。
YouTube初出の楽曲、Official Movieになります。
川口リリア コンサートホールのご協力を得て同ホールにて撮影。

Tapisserie d'avril 四月織 pour orgue



日本伝統の歌曲である「さくらさくら」と、中世フランスで作られた「Victimae Paschali」という、共に四月に歌われる楽曲をモチーフとして織り込んだものです。
「Victimae Paschali」はキリストの復活を題材にした聖歌で、後にトレント公会議にてセクエンツァの殆どが典礼で使用禁止となった際にも歌うことが許可された4曲のうちの1つです。
川口リリア コンサートホールのご協力を得て同ホールにて撮影。


大変貴重な映像作品に関わらせていただきました。
ぜひご覧ください。

2018/11/07

Emily Dickinson

14年ほど前、上杉岳夫君がつけてくれた英語の素晴らしい歌詞 (Reflection of Your Flowers)に、文法的には副詞が正しいのに形容詞になっているところがあり、間違ってしまったのかな?と思ったり、中には直して歌って下さった方もいました。


先日Silent Musicで催されたEmily Dickinson展にて、彼女の詩の素晴らしさに感激し、本を読んでみたところ、Emilyもそういうことをよくやっていたということを今更に知りました。

久保田恵子によるEmily展限定CD  
エミリは18歳から32歳までフランス語風にEmilieと署名していたという

5年もロンドンに住み、仏文科を出た上杉岳夫君が、そんなことが解らないはずも無かったのですが、14年も経った今日気が付いたことに、ボトルメールのような面白さと感謝の念を抱きました。